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薬剤師国家試験前の冬休み。悩めるあなたが選ぶべきテキストと勉強法。

「冬休みの勉強法がわからず迷走しています。」
「冬は全復習が必要かと思ってとりあえず青本やっています。」
「薬剤師国家試験合格のためには、やはり国試と同じ時間制限内で回数別を解きまくるのが最適でしょうか。」

このような質問がたくさん寄せられています。
自分の勉強法に不安を持っている方がとても多いようです。

勉強法は十人十色です。
どの勉強の仕方が正解とか、間違っているとか、
そういうことは一切ないです。

だから、
今からお伝えするのは、“やくぷり的” 正解です。
”勉強法について不安な気持ちでアレコレ悩んで時間を消費したり、
焦って手当たり次第に問題を解きまくる。”
なんてことにならないように、
私なりの勉強の仕方を、使用するテキストの検討と共にお伝えします。

①青本が、ぶ厚すぎる問題。

青本の分厚さといったらハンパないですよね。
1冊4cm前後で鈍器になる分厚さ。
隅から隅まで全部暗記できるわけありません。
(※もし、出題される箇所だけまとめたテキスト「SUPER INPUT」をご利用の方は、隅々まで覚えてください。SUPER INPUTの内容は全て得点に結びつく内容ばかりになるように構成してあります。)

その分厚い青本を冬になってから手をつけるのはやめてください。
やりこんでいる人以外は、やらなくていいです。

「実はまだ青本ノータッチなのですが、今からでも間に合うでしょうか」
という質問も頂きますが、
私は12月からじゃ「間に合わないからヤメロ」と言いたい。
(もちろん間に合う人もいます。
 青本はノータッチでも知識は豊富な場合も想定されるので、状況次第だとは思います。)

私の周りに青本をやってない人は何人もいましたが、全員合格しました。
だから ”青本=mustで勉強すべきもの” という考えは捨てましょう。

じゃあ、全く開かないのかと言ったら違います。
極めたいと思う分野だけ、手をつけるのです。

“美味しいとこだけつまみ食い” 精神で、
青本は短時間で片付けましょう。

②回数別か領域別。どっちが良いか問題。

この議論は永遠に終わらない議論だと思います。
しかし!!!
やくぷりは、
圧倒的!!!

領域別派!

この理由は、
私が秋冬の時点での成績が極端に悪かったからです(統一Ⅱ:146点)

個人的な意見ですが、

・回数別は、知識のおさらい
・領域別は、知識の深堀り

だと思っています。
薬剤師国家試験は過去問の類似問題が出てくるからこそ、
1つの問題に対して、

・どのような問われ方に変わると答えが〇 or ×に変わるのか。(=変化球の種類を知る)
・過去、同じ分野からどの薬が問われたことがあるのか(=相手ができる球技の種類を知る)
・どの薬がペア・コンビになって問題中に登場しやすいのか(=相手チームのメンバーを知る)

など、とにかく
深く、深く知る。

これが大切です。
“対戦相手の分析をすることの大切さ” を、領域別から知ってほしいのです。

“成績がイマイチ=出題範囲についての知識が不十分”
ということなので、
成績が芳しくない人は、まずは領域別で問題のパターンを知ることから始めましょう。

とはいえ、知識が浅い状態で問題を解いていくのは辛く感じるものです。
私が作成しているSUPER INPUTでは、問題を解くよりも前に「出題される知識の総まとめ」を見ることができますので、問題を解くスピードを圧倒的に上げることができます。
問題を解いても成績が上がりにくく困っている方・試験までの残り時間が少なく焦っている方には、特に使ってほしいテキストです。

③苦手をつぶすのか得意を伸ばすのか問題。

よくある質問を以下に挙げます。

「物理・化学・生物が苦手です。あまりに苦手すぎて、秋の1か月を捧げて猛勉強しました。しかし成績はあまり上がりませんでした。どうしたらいいのでしょうか。」
「ある程度実力がついてきたためか、苦手と得意がハッキリ自分の中で別れるようになりました。この場合、苦手をつぶす方が成績が良くなると思いますが、得意な教科の内容を忘れそうで不安です。」

上記に類似する質問を、毎日のように頂きます。

これは、
”今が何月なのか”
によって大きく答えが変わってくるところです。

私だったら
苦手・得意分野に割く時間の比率を以下のようにします。

9月まで→苦手全振りOK
10月 →苦手:得意=8:2程度
11月 →苦手:得意=6:4程度
12月 →苦手:得意=5:5程度
1月 →苦手:得意=4:6程度
2月 →苦手:得意=1:9程度

人間の忘却のスピードは恐ろしいものです。
それは受験生のあなたも、十分に実感していると思います。

だから、私は、
「得意な分野の知識だけは絶対に忘れない!1個たりとも忘れない!!」
ということを、
まず大前提として勉強の方針の先頭に据えるべきだと思います。

秋頃であれば、苦手分野に注力して得意分野の内容を忘れてしまっても、
ゆっくりと落ち着いて思い出す余裕があります。
しかし、12月・1月と薬剤師国家試験が迫りくるメンタルがピリつく季節になって、
もし、得意分野だと思っていた内容に大きな穴を見つけてしまったら??
もし、定着していたはずの知識が、急に他の内容と混ざるようになってしまったら??

私なら、恐ろしくて自信喪失に繋がります。
不安でメンタルにボロが出始めます。
心がつらいと、集中力が下がります。

だから、冬になったら得意分野の勉強割合を上げていきましょう。
現在7割得点できている得意分野に注力して勉強すれば、正答率は9割以上になるはずです。
しかも、苦手分野を勉強するより苦痛が少ない。

やくぷり

超苦手分野を20時間勉強して上がる1点と、
得意分野を2時間勉強して上がる1点は、
同じ1点です!!

理解しにくい内容を正解して得られる1点と、理解しやすい内容を正解して得られる1点は
全く優劣のない ”1点”です。
自信をもって、得意分野を勉強していきましょう。

以上、冬休みの勉強でオススメのテキストと勉強法についてお話しました。
この記事が、あなたの悩みを少しでも軽くするお手伝いができたなら幸いです。