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どうすれば良いのかわからない模試の解き直し問題。

今からする話は、あくまでも1例です。
これが正解!!!
だなんて、思わないでください。

絶対コレっていう模試の解き直し方法なんて世の中に存在しない。
だって、人それぞれ、点数が違う。達成度が違っている。
巷で誰かが言っていたり、勉強ができる人が書いた本が言うことだって
あくまで1例に過ぎません。

でも、
薬剤師国家試験での模試の復習の仕方の1例を伝えている人は少ないし、
国家試験のレベルを超えた模試を受けて、
不安になる人が多すぎる事実があるので、
今回は、
ここで私がやっていた模試の復習方法をお伝えします。

模試の復習方法に迷っている人は、参考にして下さい。

①模試の自己採点は、試験当日に。
教科ごとに得点率を算出する。

試験を受けた後の自己採点、イヤですよね〜。
定期試験や授業中のミニテストですら、よほどの自信があるテスト以外は嫌いだし、国家試験や模試などの大きい試験は、もう最悪の気持ち。

間違えを発見するたびに憂鬱。
バツをつけるたびに、下がる気持ち。

それでも、これだけは頑張ってほしいんです。

絶対、当日中に自己採点!!!!!

だって、自己採点から逃げても現実は変わらないからです。

自己採点し終わったら、9科目の教科ごとに得点を算出してみましょう。
必須・理論・実践を全て合わせて、
薬理…24/40点、薬剤…18/40点、、、
という具合にです。

どの科目が特に苦手か、得意か、可視化して下さい。
模試の自己採点を、これからの勉強方針の戦略を立てるのに利用しましょう。

さあ、自己採点が終わったら次です!↓↓

②暗記科目をまず復習。
復習は絶対、教科ごとに行う。

あなたが1番苦手な暗記科目はどれでしょうか。
その暗記科目、抵抗感なく勉強できて点数を稼げるようになったら、かなり強い。

さあ、そうなるために、復習のやり方を見直してみましょう!

【ステップ①】復習は、得意な暗記科目から。

まず、得意な暗記科目から始めます。
理由は、私が自分に甘ぁ〜い人間なので、
苦手な暗記科目からやると、脳とメンタルが疲れるからです。
ポイントなのは、得意な科目からやる時には、その中で一番得点率が低かった試験からやることです。

薬剤師国家試験の、必須・理論・実践の3種類の試験では理論が難しいので、多くの人は理論から始めることになるのかな、と思います。

私の場合は、薬理と病態が得意科目だったので、
①薬理(理論→実践→必須)
②病態(理論→実践→必須)

の順番でやっていました。
※とはいえ、薬理と病態は重なる部分も多いので、セットでやってしまっても良いと思います。

他の科目は別々にやりましょう。

【ステップ②】苦手な暗記科目は、気分の良い時に。

苦手科目なんて勉強したくないサ〜♪
ってわけにもいかず。

苦手の克服は、せめて気分の良い時にやりましょう。(終始気分が悪い可能性もありますが。。。)
勉強が苦痛だとしても、得意だと思っている科目の勉強直後ならまだマシな心持ちなんじゃないでしょうか。
だから、あなたの得意(だと思っている)科目…その直後は狙い目です。
解説書を見終わったら、休憩を寸分も挟まず、トイレにも行かないで次の苦手暗記科目に移って下さい。
トイレやお茶の休憩は、苦手科目を始めてから10分以上は経ってからが良いと思います。

“10分間勉強法”という言葉があるくらい、10分はスキマ時間として何かを覚えるのに充分な時間です。加えて、一定時間集中していた作業には、休憩終了後に意識が戻りやすい傾向があります。

苦手暗記科目は、選択肢をマルバツ問題として捉えましょう。
“1つの選択肢を読んで、正しく直せるようにする” という作業を繰り返して下さい。
その際、自分のテキストに記載があったものは、目立つようにチェックを入れる。
記載がなかったものはテキストに書き込んで、
2度とその忌まわしき解説書を開かなくてすむように工夫しましょう。

書き込み後のテキストは、国試当日までずっと見続けるものであるはずです。
テキストを開くたびに、意識せずとも毎回模試の復習をしているという神状態を作り出すことで、
あなたの苦手科目は、得意科目へ早変わりすること間違いなしです。

③2〜3日以内に片付ける。それで終わらなかったものはやらない。

模試の復習に時間をかけ過ぎないこと。

これ、めちゃめちゃ大事です。
模試を1問1問丁寧に復習していたら、2週間はかかりそうなくらいキツイです。
全問復習が終わる頃には、はじめに復習した内容なんて忘れています。
自己満だけが残るのでオススメしません。

じゃあ、どうするかっていうと、

模試にかける時間をある程度事前に決めておく

ことをオススメします。
勉強が仕上げの段階に入っていて日程に余裕がある人は、ゆっくり時間をとって深く勉強するのも良いと思います。
もし勉強日程に余裕がないなら、模試の復習にかける時間は2〜3日が限界でしょう。
その時間でやれる量だけやって下さい。
ただし、暗記科目だけは死ぬ気で全て終わらせて下さい。

私が言いたいのは、同じ問題が出題されるかもわからない計算問題や化学式を無理に見る必要はないということです。

薬理・病態は1括りで絶対、
生物は薬理病態から派生させてつまみ食い、
薬剤の製剤、物理の単語や定義、、
衛生は全問チェック。
法規は目を通すだけ。気になるとこだけテキストにメモとる。
実務はメモとる時間なければ、目を通すだけでOK。
化学??苦手なら全問無視して下さい。
(※私は化学に対しては過激派です。真似をするときはご注意ください。)

予定した期限内に絶対終わらせる意思を持ってやると、期限を決めなかった時より断然効率よく頑張れます。復習に対して真面目に取り組むことは非常に大切な姿勢ですが、真面目過ぎては損をします。
上手く自分の機嫌をとりながら、面倒な復習は3日以内に片付ける気概を持って取り組んで下さい。

模試を通して、皆さんの成績がアップすることを祈っています!