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薬学部の卒業試験の復習時間

Q. 薬学部の卒試の復習にかける時間ってどのくらいが適切なの?

薬学部の卒試は、薬剤師国家試験と同じ時間割で同じ問題数・出題範囲で多くの場合構成されてます。丸々2日間の試験で合計345問の問題をどう復習するか?多くの受験生が悩んでいるようです。

私としては、卒業試験の復習は時期によって割り振る時間は異なると考えています。

【夏に卒試がある場合】

例えば、夏に卒試がある大学なら、薬剤師国家試験の試験範囲に対する受験生の習熟度は受験直前期と比べるとまだまだ足りない状態であることが多いと思います。
だから、夏の卒試なら受験日数の3倍である6日間を復習に使ってもいいと思います。

これは、卒試を使って苦手分野に重点的に取り組むことを推奨するためです。
仮にも卒試に合格するつもりで試験に臨んでいるわけですから、卒試の内容が全くわからないということはないと思います。それでも夏の時点では、一般的にまだまだツメが甘いこともあるでしょう。その時に「あ~ココ理解できてると思ったけどそうでもなかった…」という分野を各教科数個ずつピックアップして”モノにする”。このために6日程度要するのは全く問題ないと思います。

【冬に卒試がある場合】

もし、冬に卒試がある大学なら、薬剤師国家試験の試験範囲に対する習熟度は、受験直前期の実力に近づいてきていることでしょう。そうでなかったとしても、あなたはきっと”成長期”。自分がやりたい内容がある程度見えている人も多いでしょうし、解答解説も作られない場合が多い卒業試験の問題を丁寧に復習する時間的余裕がある人も多くないはずです。

だから、私は冬の卒試の復習にかける時間は1~2日程度だと思います。

12月の卒試なら2日程度、1月の卒試なら1日程度ではないでしょうか。
もちろん人それぞれ学習状況は異なりますし、時間的余裕の有無も異なるので一概には言えませんが、その程度の復習時間で事足りるように仕上げておくことが推奨されます。

卒試の間違えた問題全てを丁寧に復習する時間があれば最も良いですが、「そんな時間は!ない!!!」という人は、

●自分が得意な科目で失点したもの&迷ったもの
●自分が得点率7割以上を狙う科目の全般的な復習

この2点にまず取り組んではいかがでしょうか。

私やくぷりは、「得意を伸ばす」ことが最も効率の良い合格テクニックだと思っています。

卒業試験・国家試験ともに、これからも一緒に頑張っていきましょう!