あなたは勉強で苦しい時、「やるしかない!」と気合いだけで乗り切ろうとしていませんか。
もちろん気合いなくして合格は手に入りませんが、歯を食いしばるだけでは乗り切ることのできない試験があることも事実です。
今回は、勉強の仕方に悩んでいる人に向けてお話ししたいと思います。
今回お伝えしたい内容は以下3点です。
1.「やるしかない!」は精神論。戦略的に計画を立てる必要がある。
人は追い込まれると冷静さを失い、精神論に陥りがちです。
「やるしかないからやれ」なんてよく聞きますが、頑張ってるのに成績が良くない人からすれば、「これ以上何をやれっていうの?」「これ以上頑張れない」ってのが本音。
私にも、頑張るほどに辛くなっていった苦い思い出があります。
でも私は思います。
精神論批判が叫ばれるこの時代に、なぜ勉強だけは精神論信者がこんなにも多いんだろう?と。
もう一度、あなたが勉強する目的を思い出してください。
あなたは薬剤師国家試験に「ただ合格すればいいだけ」のはずです。
合格は得点すべきところを得点すれば間違いなくできます。
「がむしゃらに」頑張るなんてもうやめましょう。
精神論から脱することができれば、勉強法は途端にシンプルに様変わり。
試験日までに可能な限り得点をアップするための、自分だけの戦略的な勉強法を構築するのです。
一人ひとりに合った勉強法は様々あると思いますが、ここでは参考として私の勉強法をお伝えします。
内容は以下の通りです。
①まずどの科目が苦手?苦手科目の順位をつける。
②その中で短期間で確実に得点アップできそうな余地があるのはどの科目?
すぐ上がる科目を重点的にやる。
③その科目の中でどの分野が苦手?
その苦手分野を3日間毎日触って苦手意識をなくす。
同時に得意な分野も日替わりで一瞬ページをめくること。
こうしていくと得点できる分野が増えていきます。精神論ではなく戦略的にガンバレ!!
2.苦手科目は誰にでもある。その科目を全力でやる必要はない。
苦手科目の勉強ってしんどくないですか?
私は苦手科目の勉強が大嫌いでした。
やっていてもすぐに眠くなるしイライラするし、その科目を勉強する時間は1日の中で最悪の時間でした。「どうにか避けて逃げ切りたい。そして合格もしたい。」それを実現するために頭を捻りまくりました。
苦手科目を放置すると足切りが心配だし、避けて通れるわけないだろ?!!
そう思いますよね。
たしかにその通り。
でもラクをする方法はあります。
それは
必須問題レベルのみ取れるようにする
という方法です。
これはあくまで個人的な意見ですが、あなたが苦手な科目が物化生のどれか1つなら、本当に必須レベルだけで余程のことがない限り大丈夫だと思います。
ちなみに苦手科目の必須問題の勉強は、以下のようにやっていました。
①必ず毎年出てる分野を過去問を見て把握。
その分野だけは、なんとか解けるレベルにしておくとベターだと思ったからです。
②20~30時間くらい集中的に勉強する。
どれだけ苦手でも必須程度なら対応できるようになれるはずと考えたからです。
勉強方法が決まっていない方は、必須レベルの中でも頻出の分野を狙って
集中的に勉強しましょう。
3.得意を伸ばすことで確実に点数は伸びる。
あなたは自分の得意科目に、どことなく安心感を覚えてしまっていませんか。
私はありました。全国下5%程度の成績の時ですら、得意と思っていた薬理に安心感を感じていました。実際は酷いレベルなのにね。
得意科目がいつも満点近く取れてる人は、そのままの勉強法で良いです。
でも得意なはずなのに点数がなぜか取れない…という人は危険信号かも。
それは、実際は大してできないのに、他の科目よりできるだけで「相対的に」得意だと思い込んでしまっている可能性があるから。
まずは
得意科目だと思っている科目2〜3科目の勉強を詰めに詰めて、完璧に仕上げてみましょう。
国試で戦えるレベルにグンと近づくこと間違いなしです。