私は秋(11月末受験)の模試でも全国下5%より少し良い程度の成績だったので、自分の頑張った時間を必ず成功に結びつけると誓って努力の方向性を間違えないように気をつけていました。
今回は、どんなことを考えて戦略を立てるかについてお話しします。
①いつまでにどの科目を完成させるか、期日を決めて逆算する。
あなたが合格したい試験は何日後にありますか。
試験日までの残り時間と、やるべきことを見比べて具体的な計画を立てましょう。
私の体験談を少しお話しします。
私の場合は、
・勉強を始めた日から3ヶ月と1週間後に卒業試験
・卒業試験の1ヶ月と2週間後に薬剤師国家試験
がありました。
国家試験を受験するためには卒業試験の合格が不可欠なので、国家試験なんかよりも卒業試験の方がウン万倍大切でした。よって、
・勉強を始めたての私の目標は【卒業試験に合格すること】
・勉強の完成までの期日は【13週間】
でした。
卒業試験の対策として、まずは卒業試験の内容を研究する必要があります。
国家試験より難度が高いと言われる卒業試験ですから、1ヶ月前には内容を研究し始めることができるように計画を立てることにしました。
内容を研究するためには、どの科目についてもある程度の知識が必要ですよね。
ということで、全科目全分野をある程度勉強し終えるまでの期限は【9週間】ということになります。
このように、自分の中で期日を決めて、いつまでに何を終えている必要があるのかを明確にすると今最もやるべきことが見えてきます。
②どの科目で人に勝つか。自分だけの戦略を立てる。
あなたは、苦手な科目をどう克服するかについてばかり考えていませんか。
苦手の克服は間違いなく必要なことです。
しかし、苦手を克服するのには時間がかかります。
あなたが試験日までに時間的余裕があるなら、まず苦手を1つでも多く克服してください。
でも、もしあなたが、迫りくる試験日に怯えている人なら
【人に勝てる科目を作る】ことが大切です。
その理由は薬剤師国家試験は、総合点での勝負だからです。
苦手科目は足切りに引っかかりさえしなければ良いのです。
絶対に点数を落とさないくらい完璧な科目を作っていけば十分点数は合格点に達します。
【苦手をつぶすよりも得意を伸ばす】作戦も十分に通用するという事実を知って自分だけの戦略を立ててください。
③「頑張ること」の定義を決める。
あなたは漠然と頑張っていませんか。
1日12時間以上机の前に座ることも非常に大切ですが、それだけでは成績は伸びません。
だからこそ、模試などを受けて
「1日中勉強を頑張っているのに成績が伸びない…」と悩んでいる方は
頑張り方を変えてみるのも手かもしれません。
「1日の勉強時間を○時間以上する」とする以外にも
「1日○科目を勉強する」
「前日の復習を午前中に全てやる」
「今日は○○の分野を完璧にする」など
”頑張る”の定義は毎日違っていいはずです。
1日が終わって寝る前に、今日は頑張ったな〜!と自分自身に満足して寝れるような達成しやすい目標を立てて、気持ちよく努力できる環境を作っていきましょう。
努力の方向性と同様に、努力の仕方も大切です。
以下の記事で、筆者なりの努力の仕方を紹介しているので参考にしてみてください。